人工透析
至適透析を目指した維持透析の管理と、何時でも急性血液浄化が迅速に行える態勢で日々診療にあたります。
人工透析からのごあいさつ
透析部門は、慢性腎不全に対する維持透析を中心に、血漿交換や免疫吸着等の急性血液浄化療法にも対応しています。透析の歴史を振り返ってみますと、生命の維持のみが目標だった時代から、現在は、より元気に日常生活を送れるような、透析医療へと、治療目標が変化してきています。そして、透析医療の歴史は腎不全そのものと、長期透析に伴う合併症への対策の歴史でもありました。現在、日本国内で、30万人を超える方が、人工透析を受けており、年々増加しています。日本の社会全体と同じく、透析を受けられている患者様も高齢化してきており、栄養状態を維持しつつ、十分な透析をバランスよく行っていく、至適透析が重要となってきています。日々進歩しつつある透析治療の最先端を常に取り入れながら、至適透析を行っていきたいと思います。
人工透析について
維持透析:透析導入から維持までを行っています。慢性腎不全は決して珍しい疾患ではありませんが、人工透析に関してはその質を確保していくために、高度の専門知識を持った、技師、看護士の存在が欠かせません。また、透析生活の中で、食事のコントロールは非常に重要かつ、難しい面がありますので、月5回、透析専門の管理栄養士による食事の相談と指導を行っています。心臓血管系や、骨などの合併症や、怪我に対しては、院内の各専門医に対応して頂ける態勢となっています。
急性血液浄化:院内で発生した、各種疾患に対して、病態に応じた血液浄化療法を行っています。年間のべ回数100~120件の緊急及び病棟出張の血液浄化を行っています。
今後の展望:患者様の状態によっては長時間透析やオンラインHDFといった特殊な透析法が適する場合もあり、こちらにも対応でできるよう態勢を整えていきたいと思います。
医師紹介
氏名 | 佐藤 顕三 さとう あきみつ |
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役職 | 透析室 室長 |
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