当院では、平成24年２月より外来化学療法室を開設致しました。
外来化学療法室とは、ご自宅で過ごされる患者様に、通院しながら化学療法(抗がん剤の点滴治療)を受けていただける専用室です。これまでは他の患者様と同じ処置室で治療を受けていただくことがありご不便をおかけしましたが、専用室の開設によってリラックスして治療を受けていただけると思います。
現在は、主にがんの化学療法やリウマチのモノクローナル抗体治療の患者様にお使いいただいております。

入院治療とは異なり、抗がん剤による副作用など何か起きた時の対応や、処置の迅速さに不安を感じる方はいらっしゃるかも知れません。
私たちは、患者さまにも事前に治療に関する情報を共有していただくことで、副作用の予防に努め、症状の出現時には対応が遅れることのないよう細心の注意を払っております。
また、ご自宅で過ごされる患者様からの連絡に、24時間対応できる体制を整えておりますのでご安心ください。

外来化学療法室は、１台のリクライニングチェアと６台のベッドを設置して、長時間になる点滴治療を患者様がリラックスして受けられるようになりました。また、専門的知識のある看護師や薬剤師が、患者様の主治医と連携して治療に対する悩みや不安に関してアドバイスを致します。なお、点滴治療の間は看護師が専用室におりますので安心して治療を受けることができます。

外来化学療法室長…副院長(外科)
整形外科部長　歯科口腔外科部長　呼吸器内科部長　消化器内科医長　泌尿器科医師
薬剤科長　 他担当薬剤師　1名
外来看護師長　　他担当看護師　3名

• 点滴中は、緊張せずにリラックスしてお休みください。眠くなることもありますが、看護師が待機しておりますので安心してお休みください。
• 点滴中、気分が悪くなったり、変わったことがありましたら、すぐにお知らせください。
• 治療上の心配事や悩みなどは化学療法室の看護師や、主治医にご相談下さい。

次のような症状がある場合は、必ず病院に連絡をして来院してください。

• 38℃以上の発熱
• 悪心・嘔吐が続き、２４時間まったく食事が出来なかった場合
• 1日3回以上の水様性下痢
• その他、心配な症状が出てきた場合

当院では、外来化学療法を患者さんが、安心・安全に治療をしていただくために、専任の医師、看護師、又は薬剤師を院内に常時1人以上配置し、24時間対応できる連絡体制を整備しております
以降、PDFファイルをご参照ください

ストーマ（人工肛門・人工膀胱）は、腸や膀胱の病気のために、手術によってお腹に造られた『排泄のための口』です。
当院では、ストーマを造設された方（オストメイト）が、快適な生活を送ることができるように、ストーマケア専門の看護外来を開設いたしました。
オストメイトやストーマ造設を予定されている方は、様々な不安を感じることが少なくないと思います。
ストーマ外来では、ストーマケアやトラブルの対応方法、生活での困りごとなど、様々な相談に対応いたします。
どんな些細なことでも結構です。どうぞお気軽に、ご相談下さい。